2018年02月25日

「もっと上手くなりたい」という壁にぶつかっている人へ

大学からアカペラを始めて、今年でなんと9年目に入るのですが、今までアカペラを通じて、実にたくさんの人と関わらせていただきました。

一緒に歌った人もいれば、ライブや遠征で会う人もいて、年を重ねる毎に知り合いは増えていきますが、その中で色々な壁にぶつかっている人に会うことがあります。

その壁はもちろん人によって異なるのですが、もっとも多いのが、「もっと上手くなりたい」という類の壁です。

例えば、腹式呼吸という技術一つとっても、その原理を説明でき、更にそれを100%実践できている人というのはごく少数だと思います。

正直自分も腹式呼吸の原理についての理解はそれほど深いわけではありませんが、高校から大学まで7年間合唱をやっていた経験が、今の自分に間違いなく活きていることは確かです。

無論、このような技術的なレベルの向上に努めるのは、アカペラに限らず、自分の歌を今より少しでも良いものにしていくには必要不可欠なものだと思うし、「もっと上手くなりたい」という気持ちは、絶対に必要です。

だけど、壁にぶつかっている人のほとんどは、壁にぶつかったまま、それを越えようとはしません。

1番の問題は、壁を本気で越えようとしているのかどうか、ということだと思います。

昨今、アカペラ関連のワークショップや講座、イベントなどが多く出始めていますが、それらのほとんどは、既に出来上がった理論に基づくものが多いです。

例えば和音を綺麗にはめるためには、和音の基礎を理解し、その上で、自分が正解だと思う音を出力するための練習をすることが必要です。

なかなか壁を越えられない人は、この間の作業(特に和音の理解)をすっ飛ばして和音をはめようとするので、その時に一時的にバッチリできたとしても、それを別の曲などに応用することがなかなかできません。

ワークショップや講座の講師も、タダではやってくれません。

お金を払ってそういったものを受ける人も多いと思いますが、せっかく受けるんだったら、支払った金額と同等、もしくはそれ以上に知識を吸収して、実践しないと、ワークショップや講座を受ける意味は無いと思います。

講師が有名な人で、その有名な人の話を聞きたいとか、つながりを作りたいからお金を払って受ける、という目的であれば話は別です。
それはそれで立派な目的だと思います。
しかも、有名な人から教えてもらっている、という優越感も味わえ、練習へのモチベーションも上がることでしょう。


上手くなるためという目的であれば、他にも方法は沢山あります。

自分で調べて、答えを導き出して、失敗をしながら色々な技術を身につけていく方法もあります。


壁を越えようとしている方、どうか方法を限定せずに、色々な可能性を探ってみてください。

ルーツとしている音楽は一人ひとり違います。


自分が一番好きな音楽の種類に浸りながら、自分の技術を磨いていくことが、自分自身のレベルをあげる唯一の効率的な方法だと思います。
posted by Ryu Saito at 14:58| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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